国家試験まで約半年を切りました。この半年が本当の正念場で、勉強をサボれば合格は難しくなってくるでしょう。しかし勉強するにあたって、ここまで来たら手当たり次第に勉強しているのではいけません。この先は戦略を立てて勉強していくことが重要だと思います。
国家試験の合格ラインは得点率60%以上ですが、全ての教科で60%以上でなくても平均で60%以上あれば良いわけです。もちろん全て60%以上とれることが望ましいわけですが、超不得意科目があり、それが困難な人もいるでしょう。それであれば、得意な科目で、超不得意科目の点をカバーできるだけ稼げるようにするというのも1つの方法です。ですので、得意科目を出来る限り伸ばすか、まんべんなく点数をとれるようにするかというのを方針として固めておけばどうかと思います。
今後模擬試験が何回かありますが、その時の結果を純粋に得点で評価するのは止めておいたほうが良いでしょう。何故なら、まぐれ当たりなどがあるからです。試験の結果を評価するときには以下の事を考えるべきでしょう。
①解けなかった問題の正解をどこまでしぼり切れたか。前回に比べてどれくらい正解をしぼりきれるようになったか。
②まぐれ当たりを除いて何点とれたか。
勉強していても成績が伸び悩む原因の1つとして①が挙げられます。つまり、学力は向上しているが得点に結びつくにいたっていないという状態で、1つの大きな壁になります。この壁を乗り切ることができれば、点数も安定し出すかと思いますので、勉強してるのに点数が上がっていないからといって、自分に力が付いていないと考えるのは早計です。いずれ、急激に成績が良くなる時期が来るでしょう。
次に、これまでの自身の勉強法で「覚えるべき事が身に付いているかどうか?」、身に付いていなければ、「今の勉強法よいのか?」を深く考えてみてください。勉強法を変えるのが難しいのであれば、一度見た内容・問題は二度と間違えないという心がけで勉強してください。この意識をしっかり持っていれば必ず出来るようになります。そのためには必ず反復学習をすることが重要です。私の学生時代は単語帳に問題と答えを書いて同じ問題を何回も(最低でも5回)繰り返し学習していました。問題としては1000題くらい(選択肢の文章として5000)を半年かけて覚えていきましたでしょうか。今は教員をしておりますが、私は頭は良くありませんでしたので、これくらいはする必要がありました。今の学生は次々を新しい問題を解きたいと言ってきますが、解いても頭に入らなければ意味がありません。ですので、出来るだけ数多くの問題を解くよりも、やったことを確実に覚えることの方が重要なのです。
効率の悪い・無意味な勉強を続けていても仕方がないので、おかしいと思ったら修正をするようにしていかなければなりません。自分でわからなければ誰か教員に相談をしたほうがよいでしょう。卒業生であれば、コメントで相談をしてくれればと思います。