「病院実習」や「チーム医療教育」など
4年間の実践型カリキュラムで
管理栄養士を目指す
健常者及び傷病者に対して、個人及び集団の栄養状態を的確に評価・判定し、適切な栄養管理計画を立案、実施できる管理栄養士を養成していきます。
※2023年4月の入学生をもって募集を終了しました。
- 4年制(男女)
- 入学定員80名
管理栄養士ってどんな仕事?
健康を食から支える「栄養指導の専門家」
人が生きる上で欠かせない「食」の専門家として、
幅広い職場で求められています
■ 病院 | 傷病者への栄養指導、栄養管理、献立作成、調理・盛り付けのチェック、厨房の衛生管理などを行います。 |
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■ 保健所 保健センター |
地域の健康づくり対策、離乳食・生活習慣病予防食指導、給食施設の指導などを行います。 |
■ 学校 | 給食の献立作成、調理の指導、食材の検収等の栄養管理や衛生管理、また、食育やアレルギー食対応などを行います。 |
■ 福祉施設 保育園 |
栄養管理、献立作成、給食管理、在宅訪問栄養指導などを行います。 |
■ 企業 | 各職場で、給食管理、食品開発、生活習慣病予防指導、医薬品や健康食品のアドバイスなどを行います。 |
教育のポイント
国家試験に向けた安心のサポート体制
本学院には普通科の卒業生の他、実業高等学校(農業、工業、商業、水産など)からも多数の入学者があります。
全ての学生が、入学後に不安なくスムーズにスタートできるよう、また、4年後の国家試験に確実に合格できるよう、卒業までの学習の流れを十分に考慮したタイムリーできめ細かな指導を行っています。
【 月曜日に行う復習テストで1年次から国家試験対策を実施 】
国家試験に合格するためには、早期からの意識付けと計画的で体系的な学習が不可欠です。本学院では1年次から月曜テストで1週間の学習内容を復習し、基礎学力を補強するなど国家試験を意識した対策を積み重ね、卒業時に確実な国家資格取得を目指します。
【 理科科目が苦手な学生のための基礎演習講座 】
高校までに学習した理科科目の基礎を復習する講座を開講し、理科科目が苦手な学生のフォローを行っています。高校時代にいずれかの理科科目を選択していなくても、高校レベルからのスタートなので、しっかりした意欲を持って勉強すれば問題ありません。
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1年次
月曜テストで1週間の学習を復習し、基礎学力を補強。
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2年次
月曜テストに加え、個々の習熟に応じ、早期に既習科目を補強。
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3年次
基礎内容の完成に加え、応用力を強化。
国家試験対策テストにより実践力を養成。 -
4年次
ゼミ単位で国家試験対策に取り組むと同時に、模擬試験で実力を確認。長期休暇には講習会を行い、各科目担当の教員がポイントを絞った講義を実施。
北里大学附属3病院や地域の病院と連携した臨地実習
北里だからこそ可能な「中身の濃い実践型」の病院での臨地実習!
各疾患に対する病態や栄養状態に基づいた適正な栄養管理のあり方を学ぶとともに、給食経営管理の知識・技術が、医療現場でどのように活かされているかを体得します。
その他選択科目として、保健所実習や市町村保健センターでの臨地実習も実施しています。
主な実習先
北里大学病院、北里大学北里研究所病院、北里大学メディカルセンター、新潟大学医歯学総合病院、長岡赤十字病院、魚沼市立小出病院、南魚沼市立ゆきぐに大和病院、他(実習先は年度ごとに変更となることがあります。)
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病棟訪問・栄養指導
指導を受けながら、実際の患者さんへの栄養指導を体験します。
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給食管理業務
給食管理の一連の流れを学びます。
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糖尿病教室の見学
他職種との連携で実施される各種指導教室を見学します。
実習で
得られたこと
将来の夢と実践的な経験が繋がりました。
臨地実習は、北里大学メディカルセンター栄養科で受け入れていただきました。
現場の管理栄養士の方々は患者さんへの対応の他、病棟訪問や糖尿病教室の調整等、幅広い業務をテキパキとこなしていました。
実習では、私から患者さんへ栄養指導をする機会があったので、カルテで情報を収集したり、病棟で患者さんの話を聞きながら資料を作成しました。管理栄養士の先生に資料を確認してもらい、その資料をもとに何とか患者さんに栄養指導をすることができました。
現場での貴重な体験が、これまで漠然としていた将来の夢と繋がり、「なりたい自分」が明確になりました。
井嶋さん
[取材時3年]
研究活動に取り組める!
管理栄養科では、4年次のカリキュラムに「卒業研究」が組まれています。
通常「研究」というと、大学等の教育研究機関で実施しており、実学志向の専門学校ではあまり行われていません。
しかしながら、専門職として通用する資質を身につける必要があると考え、本学院でも研究活動を実施しています。
教員のきめ細やかな指導
本学院では、近隣のアパート街で一人暮らしをする学生が約7割を占めています。
このような環境下、教員と学生の距離が近いことも特色です。担任制を敷いており、学習のことのみならず、学生生活のことや一人暮らしの悩みに至るまで、親身になって相談に乗るなど、きめ細かくサポートしています。
取得可能な資格が多数!
在学中に取得できる資格
- NR・サプリメントアドバイザー
- 食育栄養インストラクター
卒業後に取得できる免許·資格
- 栄養教諭一種免許
- 糖尿病療養指導士
- NST専門療法士
- 健康運動指導士
- 病態栄養認定管理栄養士
- ※実務経験や追加単位の修得が必要なものがあります。
ライセンスの取り方
「管理栄養士」と「栄養士」の違い
管理
栄養士
栄養士の業務に加え、病気・高齢で食事が摂りづらくなっている方に対して栄養指導や給食管理を行います。
- ・厚生労働大臣の免許を受けた国家資格
- ・国家試験の合格が必要
栄養士
主に健康な方を対象に栄養指導や給食の運営を行います。
- ・都道府県知事の免許を受けた国家資格
- ・養成施設の卒業と同時に得られる
学生インタビュー
医療現場で活躍できるよう学べるのは、
北里大学系列の学校だからだと思います。
林さん
(取材時3年)
この分野に興味を持ったきっかけは何ですか?
高校時代に陸上部に入っていて、そのときに食事の大切さについて教わったことがきっかけで、「食事」についてもっと知りたいと思うようになりました。
本学院に興味を持った理由は何ですか?
オール北里でのチーム医療演習ができることです。北里大学の学生や、他の学科の学生と一緒にチーム医療を学べることに魅力を感じました。
本学院に入学を決めた理由は何ですか?
オール北里でのチーム医療演習ができることです。北里大学の学生や、他の学科の学生と一緒にチーム医療を学べることに魅力を感じました。
入学してみて、どうでしたか?
先生方との距離が近く、本当に毎日楽しく勉強に励むことができています。また、栄養に関することだけでなく、心理学や福祉学など、様々な面から管理栄養士のスキルを身に着けることができ充実していると感じています。
「満足している」、「楽しい」、「力がついている」と感じる授業は何ですか?
栄養補給法実習です。患者さんの疾患に合わせた献立作成や、治療用の特殊食品の試食をしたりしたことで、色々な疾患に対する知識や献立を作る力がつきました。
学校の良いところを教えてください
先生方がとても親身なところです。授業でわからないことがあっても、丁寧に教えてくださるので安心して勉強できます。
将来はスポーツにかかわる仕事をしたいと考えているので、そのためにも国家試験合格に向けて時間を無駄にせず学んでいきたいです。
北里のスケールメリットを活かした医療教育
本学科では、北里のスケールメリットを活かした教育を展開しています。その一つが、4年次に行う臨床栄養学演習です。
北里大学附属3病院※で活躍する管理栄養士を講師として招き、学生に最前線の臨床現場で行われている栄養管理等について学ぶ機会を提供しています。実際の状況を知ることで、これまでの学びが、現場で生きる知識としてつながっていきます。 さらに、関連機関が連携して行う「チーム医療教育」も北里の教育の特徴です。
※北里大学附属3病院(北里大学病院、北里研究所病院、北里大学メディカルセンター)
主な学習内容
- ・救命救急医療における栄養管理
- ・チーム医療の実際
- ・糖質制限食
- ・循環器疾患における栄養管理
- ・小児科疾患における栄養管理
- ・高齢者患者における栄養管理(摂食・嚥下とチーム医療)