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【保健看護科】公開講座

保健看護科

2017/03/22

 去る3月8日(水)に宇都宮 宏子 先生をお招きして講演会が行われました。

「病院の時代から、地域包括ケアの時代へ ~暮らしを支え、伴走する看護~」というテーマで学生のみならず、地域でご活躍の看護・福祉・行政職の皆様にも多数ご参加いただけました。

 宇都宮先生のお話は本質にせまるものでしたが、パワフルでユーモアにあふれ『一緒に良くしていきましょう!!』というメッセージが込められていました。

 以下に学生の感想をご紹介します。

 退院支援は医療者が主体ではく、患者さんが主役であるということの大切さを感じること  ができた。現場では「この人はこうだから」と患者さんを思いがちだけど、患者さんが本当はどう思っていて、どういう人なのかを知るためには、患者さんを知ろうという気持ちが大切だと思う。ただ知った気になってはよくないので、何度もコミュニケーションをとることの大切だと思った。在院日数の短縮化、患者家族のニーズの変化に伴い、今やこれからの時代は退院調整が複雑化してくるけど、一番は、患者さんが何をどうしたいか。どんな人だってその根底には家に帰りたいという気持ちがあるので、患者さんのその気持ちに気付き、さまざまなサポート体制を整えることが大切。また、家族のフォローとして家族の気持ちを傾聴し、必要なケアを考えたい。

 どう生きるか、どう療養するか、患者さんに寄り添い一緒に考えることが大切になると学んだ。「意思決定支援」という言葉が講演の中で自分の心に響きました。住み慣れた場所、地域でその人らしく生きることを支えることがこれからの看護を行っていくうえで大切になってくるのだと思いました。私はこれから老年や在宅の実習に行くのですが、患者さんがどのような暮らしをしてきたのか、患者さんの背景を知って患者さんを関わるために寄り添って看護していきたいと思いました。すごくパワフルで面白く、考えさせられる貴重な講演会でした。

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160講演が終わってからも現場の看護職のみなさんが熱心に質問。先生も真剣に熱く答えてくださいました。

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