9月22日に、保健看護科4年生の公衆衛生看護学臨地実習ⅡA期間が無事終了しました。
公衆衛生看護学臨地実習Ⅱは保健師活動を理解するとともに、家庭訪問や健康教育を保健師さんのご指導の元で計画し、実施する実習です。
7月の学内での公衆衛生看護学関連の授業の中でいろいろと準備して実習に臨みますが、保健師活動は対象者が乳幼児から高齢者までと幅広く、活動方法も個別支援としての家庭訪問から同じ問題を持つ人たちへのグループ支援等多岐にわたります。また、生活習慣病予防の健診や結果指導等、直接的な住民サービスの場を見学させていただくのですが、保健師の活動は当日の運営だけではなく、事業の企画や準備、事業終了後の報告や医療機関につなげたり生活指導が必要な方への対応等、目に見えない部分が多くあります。そのため、実習中に学生がグループで話し合える時間を確保し、学びを深められるように工夫しています。
写真は実習市町村での実習の最終日に学生同士で話し合い学びをまとめているところです。
健康教育では、公衆衛生看護学臨地実習Ⅰ(地域診断実習)で捉えた健康課題の解決・改善のための内容のうち、今回の実習で実施可能なを実習指導保健師さんと話し合って一つに絞ったテーマについて学生が企画・実施・評価をします。
写真は高齢者の認知症予防のために手と口の2つを同時に動かす「脳刺激」としての『歌あそび』の学生手作りの媒体です。実習中の学生の健康教室は、対象者と学生が一体となった楽しい教室となっていました。
他の市町村に実習に行った学生もそれぞれ工夫して楽しい内容だった様です。
そして、実習の最終日は学内で、それぞれ違う市町村に実習に行った学生と実習での体験を語り合い、視野を広げ実習に行く前に学内で学んできた公衆衛生看護学の基本的な内容と実習での学びを統合して、実習での学びを深めます。
写真はグループ毎に発表しているところです。
10月も半ばになり、公衆衛生看護学臨地実習ⅡB期間の実習が佳境に入ってきています。
10月末からは最後のC期間の実習が始まり、11月中旬で4年生の全ての実習が終了します。卒業してしばらくしてから、実習での体験がいかに貴重だったかが実感できると思いますが、実習中は目の前の課題を乗り越えるので精一杯ですね。
私たち教員もできる限りのサポートをしていきます。 (文責:こまみ)