1年の荒木です。
私たち1年生は毎週食品学実習で、食品中の成分を分析して定量する実習をしています。
今週はたんぱく質の定量を行うため「きな粉」を試料に実験しました。
実習の前に講師の先生から原理や実験の方法について講義を受けて、各グループで計画し、分担して実験を行い、結果を出します。
たんぱく質の分析実験では、食品中のたんぱく質に含まれる窒素を、分解、蒸留し、ホウ酸アンモニウムを抽出します。これは緑色の溶液で、一定濃度の硫酸を滴定して加えていくと次第に灰色になり、赤紫色に変化になるんです!この赤紫色になる直前の値を読み取ります。窒素が一定量の硫酸アンモニウムという物質を作り、元のホウ酸アンモニウムが無くなったと考え、たんぱく質量を計算し推定します。
実験の時には複雑な原理を理解してから始めないと、危険な試薬を使用したりするので、まだ1年生の私たちには難しくて大変なところもあります。でも、こういった実験を通して私たちが食べている食品の成分について理解できると思うと、不思議と実験も楽しくなってきます。
これからも楽しんで学んでいきたいと思います