11月に、療養生活の一場面をデモンストレーションしました。
その一部を紹介します。
場面設定は患者が看護師を呼び、トイレに行く場面です。
患者設定は左大腿骨頸部骨折の手術が終わり、
リハビリテーションをしている回復期の患者です。
学生はその場面の中で、看護師の行っていることをしっかり観察し
なぜ、その行為をしているのかを考えます。
靴を履くのに、看護師から介助を受けています。
立ち上がると、なにやら患者の腰部~臀部にかけて
濡れていますね。
シーツにはお茶がこぼれていました。
患者さんは衣類が濡れていることに気が付いていません。
看護師は患者の様子を観察し、様々なことに気が付いています。
そして随時、先の援助について考えています。
この後、患者さんはトイレに座り用を足します。
看護師はその間に、
清潔ケアの準備も段取りよく済ませます。
患者の状態も気になりつつ、
看護師が何を考えながら行動しているか
その動きを学生達も観察していました。
トイレで清潔ケアも終わり、
病室に戻ってひと段落。
ベッド周りの生活環境も看護師が配慮していました。
実習直前の授業であったため、
環境調整、歩行介助、清潔ケアなど複合的に看護技術を取り入れ
看護行為の一連を授業に取り入れました。
1年生も自分たちが春から学んできた技術を踏まえ、
看護師の動きをみながら頭を働かせていました。
こんな感じで教員によるデモンストレーションが
他にもありますので、また機会を見て、別の授業の様子もアップしたいと思います。